戸松会長の外遊

  1. 昭和35年6月6日:戸松会長は、吉田元総理、佐藤尚武参議院議長をはじめ、政、財、学の各界支持のもとに「民主々義と宗教の関係」「国民精神と国教の関係」を調査研究するために外遊し、欧米、中近東、東南アジアを8ヶ月にわたってつぶさに調査研究するとともに、アメリカではアジア政策について民主、共和両党に建策を行ない、3つの意見をケネディ政策にとらしめた外、上院・下院議員80数名と会見して意見を交換。言論、学界では世界平和の問題で討論を行ない、全米48ヶ所で世界平和の原理~日本神道原理を講演、カンサス市において開かれた全米反共々闘会議に国務省より推薦されて、アジアおよび日本の共産党活動について第1日目に演説を行なった。前大統領ジョンソンは、反対党の共和党政策審議会に戸松会長を紹介の労をとり、アジア問題について、民主党同様審議した。ハーバード大学のピトリューム・ソローキン教授とは丸1日、人類の将来について語り合い、日本神道理念を絶讃せしめた。当時選挙運動中であったケネディからは、電話で「選挙が終るまで滞在を延期してもらいたい」と申込を受けた。ケネディ大統領からは2回にわたって感謝の書翰が送られている。イギリスでは、アーノルド・トインビー博士と6時間にわたって人類の将来と新たなる文化理念について論じ、また、上述の各訪問国の首脳と会談し、キリスト教、マホメット教、仏教の各国における現況を調査研究して昭和36年春帰国した。
  2. 昭和36~38年:国民組織編成のため、全国遊説を行ない、各県主要都市および各郡において講演会を実施した。
  3. 昭和38年8月:明治神宮において2泊3日の日程をもって全国代表者研修会を実施し、参加者368名に、日本神道の理念と伝道宣布・組織の方法を研修し、8月15日全国大会を開催した。
  4. 昭和39年:全国各県代表研修会を、全国8地方27ヶ所において1泊2日の日程で実施。
  5. 昭和40年:全国都市代表研修会を、46都道府県の各県庁所在地において1泊2日の日程で実施。
  6. 昭和41年:全国8万神社代表研修会を、575郡の各郡毎実施完了す。
  7. 昭和42年11月:九段会館において全国郡市代表1,200名が参加して大会を開催し、明治維新百年を機とする国民運動 ①1万人動員による各県大会 ②10万人動員による全国大会を決定。来賓として、政界 福田幹事長外32名、財界 高杉晋一先生外12名、言論文化界 安岡正篤先生外17名。
  8. 昭和43年:明治維新百年1万人動員各県大会、10万人動員全国大会実施。 ①各県大会:3月より実施し、11月迄に、各県において1万人動員による大会を実施し、明治維新百年大祭・県民大会を挙行し、参加者全員入会を決議し、大会後各県とも戦後最大の日の丸街頭行進を実施した。 ②全国大会:10月22日、明治神宮において、台風の襲来、前夜の全学連新宿暴動等の障碍にも拘らず、全国より国民代表4万2千人が参加、高松宮殿下御台臨のもとに明治維新百年国民大祭・大会を実施し、開国宣言を発し、8万神社に1神社~200戸、全国1,600万の組織化を決定し、戦後最大の日の丸行進を実施した。御台臨:高松宮殿下。来賓:政界 長谷川代議士外73名、財界 高杉晋一先生外21名、言論文化界 安岡正篤先生外18名。
  9. 昭和44年度:①中央委員地方委員研修会を全国9地方ブロックに於いて2泊3日の日程で実施、②10月5日、九州青年部大会を熊本市に於いて開催、2,500名参加、③11月5日、全国組織幹部大会を大阪市中之島公会堂に於いて開催、1,800名参加、1970年代の運動方針決定。